当事務所の解決事例
2016.05.01
【No.020】14等級認定の50代会社員の女性について賠償金300万円の獲得に成功した事例
相談者:女性Tさん(50代)
職業:会社員
後遺障害の内容:腰部捻挫
後遺障害等級:14級9号
項目名 | 獲得金額 |
---|---|
治療費 | 660,000円 |
通院交通費 | 50,000円 |
入通院慰謝料 | 1,100,000円 |
後遺障害慰謝料 | 900,000円 |
後遺障害逸失利益 | 950,000円 |
合計 | 3,660,000円 |
背景
会社員のAさんは、自動車を運転していて、渋滞のため前車に続き自動車を停車させていたところ、後ろからきた自動車に追突され、腰部捻挫の怪我を負いました。病院に2日間入院し、整形外科と接骨院に約10カ月弱通院しました。
なお、車両が全損となってしまう大きな事故でした。
弁護士の関わり
保険会社との交渉に不安があるということで、治療終了の直前からご依頼をいただき、後遺障害申請からその後の示談交渉までお付き合いをさせていただきました。
当事務所と連携している後遺障害専門家を通じて、相手方の保険会社を通さない、被害者請求という方法による後遺障害申請をおこないました。1回目の認定で、腰部の痛みについて後遺障害14等級9号の認定を得ることができました。そのうえで、相手方保険会社と交渉をおこない、裁判をした場合に近い金額の賠償金を獲得することができました。
所感
Tさんのケースでは、事故後、お給料の減少はみられませんでしたが、実際には腰の痛みのために仕事に大きな支障が生じていました。
14等級9号のムチ打ち、腰椎捻挫のケースでは、実務上、逸失利益は5年分が上限となっているのですが、Tさんのケースでは、後遺障害が如何に仕事に支障を生じさせているのか、主張していき、この5年分の逸失利益を獲得することができました。
交通事故により後遺症が残っているのでは、と思われる方は、事故後収入が減少していない場合であっても、是非弁護士にご相談ください。