当事務所の解決事例
2016.08.31
【No.023】12等級認定の30代会社員の男性の賠償金約669万円の獲得に成功した事例
相談者:男性Nさん(30代)
職業:会社員
後遺障害の内容:右後十字靭帯付着部剥離骨折
後遺障害等級:12級13号
項目名 | 獲得金額 |
---|---|
治療費 | 330,000円 |
通院交通費 | 70,000円 |
その他 | 50,000円 |
入通院慰謝料 | 1,200,000円 |
休業損害 | 40,000円 |
後遺障害慰謝料 | 2,900,000円 |
後遺障害逸失利益 | 3,210,000円 |
過失相殺 | -780,000円 |
合計 | 7,020,000円 |
背景
会社員のNさんは、自転車に乗っていて四輪車に巻き込まれて転倒し、右後十字靭帯の剥離骨折という怪我を負いました。
入院はしなかったものの、整形外科に約6カ月間通院しました。
弁護士の関わり
治療終了後に保険会社からの提示された示談に応じてしまってよいか、不安があるということで、お知り合いの保険代理店さんを通じて、弁護士にご相談をいただきました。
拝見したところ、右膝に痛みが残っているものの、後遺障害の申請はおこなっておらず、提示された示談金額は傷害部分に対する賠償だけのものでした。
そこで、まずは、当事務所と連携している後遺障害専門家をご紹介し、相手方の保険会社を通さない、被害者請求という方法による後遺障害申請をおこないました。これにより、右膝部分の痛みについて後遺障害12等級13号「局部に頑固な神経症状を残すもの」の認定を得ることができました。
そのうえで、弁護士を通じて相手方保険会社と交渉をおこない、裁判をした場合と同等の金額の賠償金を獲得することができました。
所感
Nさんのケースでは、傷害部分の慰謝料及び後遺障害慰謝料の双方について、裁判をおこなった場合とまったく同一の金額、いわゆる赤本基準の金額を獲得することができました。なお、後遺障害12等級の赤本基準の慰謝料は290万円になります。
近年は、弁護士を通した場合であっても、裁判前の示談であるということで赤本基準の金額の75%~90%という金額での示談を保険会社から求められるケースが増えてきています
Nさんのケースでは、交渉を繰り返すことにより、赤本基準満額の慰謝料を獲得することができました。
交通事故で怪我を負い、保険会社提示の金額に不安があるという方は、是非弁護士にご相談ください。