当事務所の解決事例
2020.12.03
【No.106】後遺症を残さず完治した10代会社員と10代学生の姉妹について、お姉さん85万円、妹さん65万円の獲得に成功した事例
相談者:女性Dさん(10代)
職業:会社員
傷害の内容:頸椎捻挫
相談者:女性Dさん(10代)
職業:学生
傷害の内容:頸椎捻挫
項目名 | お姉さん | 妹さん |
---|---|---|
治療費 | 470,000円 | 440,000円 |
通院交通費 | 10,000円 | 10,000円 |
傷害慰謝料 | 840,000円 | 640,000円 |
合計 | 1,320,000円 | 1,090,000円 |
背景
お姉さんが10代会社員、妹さんが10代学生のDさん姉妹は、お姉さんの運転する車の助手席に妹さんが同乗させ、公道を走行していました。そうしたところ、Dさんらの車両が、反対車線の店舗に入るために右折しようと停車していたところに、後方から走行してきた車両に追突される事故に遭いました。
Dさん姉妹は、この事故により、それぞれ頸椎捻挫の怪我を負い、お姉さんは総合病院と接骨院に6カ月間、妹さんも同じく総合病院と接骨院に4カ月間通院し、完治しました。
弁護士の関わり
事故から1カ月ほどが経過した時点で、親御さんからご相談いただきました。
受任後しばらくは通院を継続してもらいました。
しばらく通院いただき、お2人とも治療を終了されたということで、示談交渉を開始しました。
示談交渉開始後、最初に相手損保から提示された示談提案は、相手損保の独自の基準に基づく低額な示談案で、お姉さんに対し66万円、妹さんに対し52万円を支払う、というものでした。
これに対し、当方から、裁判基準で計算した金額を請求したところ、相手損保からは、裁判基準の90%、という示談案が提案されました。
親御さんと検討し、交通事故紛争処理センター等の上の手続に進めることはせず、あくまで示談交渉の枠内で解決を図ることとなりました。
最後の粘りにより、慰謝料について、裁判基準の90%を若干超える金額とする丸い金額で、示談することができました。
所感
Dさん姉妹のケースでは、お二人同時に事故に遭われ、お二人共から、ご依頼をお受けしておりました。
弁護士へのご依頼は、事故単位ではなく、事故の被害者ごと、依頼者ごと、におこなっていただくものになります。
そうなりますので、一緒に車に乗っていて、複数人が事故に遭われた場合、Aさんは当事務所に、Bさんは別の法律事務所に依頼する、ということもできます。
実際には、同じ事故であるということで、過失割合や事故の大きさ(ひいては事故と傷害との因果関係など)の争点が共通してくるため、同じ弁護士にご依頼いただく場合が多い印象を受けています。
ご家族やご友人と同乗していて事故に遭われたという方は、是非一度、当事務所にご相談ください。