当事務所の解決事例
2022.11.28
【No.182】完治した40代兼業主婦の女性について、賠償金144万円の獲得に成功した事例
相談者:女性Mさん
職業:兼業主婦
怪我の内容:外傷性頸部症候群
項目名 | 獲得金額 |
---|---|
治療費 | 370,000円 |
通院費 | 5,000円 |
休業損害 | 505,000円 |
入通院慰謝料 | 930,000円 |
合計 | 1,810,000円 |
背景
40代兼業主婦の女性Mさんは、普通乗用自動車を運転して公道を走行し、2台前の車が右折のため停車したので自車も停車させたところ、後方から走行してきた普通乗用自動車に衝突される事故に遭いました。
Mさんは、事故当日に救急車で総合病院に救急搬送され、外傷性頸部症候群の診断を受けました。その後、整形外科に約半年間に渡って通院し、完治しました。
弁護士の関わり
事故の6日後という直後と言える段階でご依頼いただきました。
ご依頼後、しばらくの間治療継続いただき、完治されたという連絡を受け、賠償交渉を開始しました。
示談交渉段階での相手損保の回答は、慰謝料を裁判所の基準の80%として、治療費を除き約95万円を支払う、というものでした。
当方の認識する金額との開きが大きかったので、交通事故紛争処理センターへの申立をおこないました。
申立の結果、慰藉料について裁判を行った場合の基準に照らし100%金額が、主婦休損についても約50万円が計上されたあっせん案が示され、和解が成立しました。
所感
Mさんは、小学生のお子さんもおられる兼業主婦でしたが、正社員として働いておられ、年収も300万円を超えていました。
兼業主婦の方の主婦休損については、概ね、お仕事の年収が、賃金センサスにおける女性の平均賃金(令和元年約388万円)を下回っていれば支払を得られますし、年収が女性の平均賃金を上回っていても主婦休損の支払を得られたケースもあります。
Mさんのケースでは、お仕事を欠勤したことによる休業損害は10万円弱程度でしたが、50万円を超える主婦休損の支払を得ることができました。
交通事故に遭われお怪我をされた兼業主婦の方は、是非、当事務所にご相談ください。