当事務所の解決事例
2023.11.14
【No.226】後遺障害非該当の50代兼業主婦の女性について、賠償金100万円の獲得に成功した事例
相談者:女性Yさん
職業:兼業主婦
傷害の内容:頚椎捻挫
項目 | 獲得金額 |
---|---|
治療費 | 430,000円 |
通院交通費 | 20,000円 |
休業損害 | 150,000円 |
傷害慰謝料 | 830,000円 |
合計 | 1,430,000円 |
背景
50代兼業主婦の女性Yさんは、普通乗用自動車を運転して公道を走行中、自車の前方を走行する車両がブレーキをかけて減速した際、Yさんの後方を走行していた車両のブレーキが間に合わず、Yさんが運転する車両の後部に衝突する、という事故に遭いました。
Yさんは、事故当日に受診した整形外科クリニックで頚椎捻挫の診断を受けました。その後、整形外科クリニックと接骨院に約半年間通院し、症状固定となりました。
弁護士の関わり
事故の15日後、という、直後と言える段階でご依頼いただきました。
治療終了後、後遺障害申請を行いましたが、残念ながら結果は非該当でした。
ご本人の意向を受けて、異議申立は行わずに、非該当を前提に示談交渉を開始しました。
示談交渉の枠内で解決を図りたい、というご本人の意向を受けて、示談交渉で到達できる上限の額を目指して交渉しました。
結果的に、慰謝料について裁判を行った場合の93%とし、主婦休損についても15万円程度計上された示談案を引き出すことができ、示談となりました。
所感
Yさんは、両親、夫、高校生のお子さんと同居しておられる兼業主婦ではあったものの、フルタイムでお仕事をしておられ、年収も、女性の平均賃金を超える金額でした。
加えて、Yさんは、この事故によってお仕事を休んではいませんでした。
Yさんのケースのように、事故によるお仕事の休業が無くても、事故が家事に影響を及ぼしていれば、主婦休損の支払いを得られるケースはあります。
また、お仕事の収入が女性の平均賃金を超えている場合には、主婦休損の支払いを得るのは難しい現実があるのですが、Yさんのケースのように支払いを得られるケースもあります。
交通事故に遭われてお怪我をされた兼業主婦の方は、是非、当事務所にご相談ください。