当事務所の解決事例

2024.06.18

【No.252】後遺障害非該当の40代会社員の男性について、賠償金85万円の獲得に成功した事例

相談者:男性Ⅰさん
職業:会社員
傷害の内容:外傷性頚部症候群、腰椎捻挫

項目 獲得金額
治療費 570,000円
通院交通費 15,000円
文書料 5,000円
入通院慰謝料 830,000円
合計 1,420,000円

 

背景

40代会社員の男性Ⅰさんは、普通乗用自動車を運転して、信号機で交通整理のされた交差点に至り、青信号で直進進行しようとしたところ、右側から、赤信号無視で交差点に進入してきた普通乗用自動車に衝突される事故に遭いました。

Ⅰさんは、事故の翌日に受診した外科クリニックで、外傷性頚部症候群、腰椎捻挫の診断を受けました。その後、Ⅰさんは、外科クリニックと接骨院に半年間に渡って通院し、症状固定となりました。

弁護士の関わり

事故の7日後という、直後と言える段階で、ご依頼いただきました。

治療終了後、症状固定に達したということで、後遺障害の申請を行いましたが、残念ながら結果は非該当でした。

Ⅰさんの希望を受けて、異議申立は行わずに、非該当という結果を前提に示談交渉を開始しました。

なお、示談交渉の枠内での解決を図るというのが、Ⅰさんの希望でした。

示談交渉の結果、慰謝料について、裁判の基準の約92%の金額で示談することができました。

所感

Ⅰさんのケースでは、後遺障害は残念ながら非該当でした。

頚椎捻挫や腰椎捻挫といった症状でも、14級9号「局部に神経症状を残すもの」という後遺障害は認定される可能性はありますが、症状が残ってしまったからと言って、必ずしも後遺障害が認定されるわけではありません。

後遺障害が認定されなかった場合に備える意味でも、十分な期間治療を受け、治療期間に見合った慰謝料額を獲得することが重要です。

そのためには、できるだけ早い段階で、弁護士にご依頼いただくことが必要不可欠です。

事故に遭われてお怪我をされた方は、是非、早い段階で、当事務所にご相談ください。