当事務所の解決事例

2024.06.18

【No.253】完治した60代兼業主婦の女性について、賠償金145万円の増額に成功した事例

相談者:Oさん
職業:兼業主婦
傷害の内容:両膝打撲、等

項目名 依頼前 依頼後
治療費 180,000円 180,000円
休業損害 210,000円 700,000円
入通院慰謝料 350,000円 1,310,000円
合計 740,000 2,190,000円

 

背景

60代兼業主婦の女性Oさんは、自転車に乗って、青信号で横断歩道を渡っていたところ、右側から、赤信号を無視して走行してきた普通貨物自動車に衝突される事故に遭いました。

Oさんは、事故当日に受診した整形外科クリニックで、胸椎圧迫骨折、腰椎圧迫骨折の診断を受けました。その後、Oさんは、最初に受診した整形外科クリニックに8回、約5カ月半に渡って通院し、ほぼ完治しました。

弁護士の関わり

治療終了後、相手損保から示談提案を受けた時点で、保険代理店の方を通じてご依頼いただきました。

相手方の示談案においては、計上されていた慰謝料金額は低く、また、主婦としての休業損害も計上されていなかったため、大いに増額の余地のある提示案でした。

示談交渉を開始してから1カ月ほどで、慰謝料について、裁判の基準の約95%、主婦休損についても全治療期間を通じて家事に支障があったことを前提とした金額で、示談することができました。

所感

Oさんのケースでは、弁護士介入前に受けていた示談案における慰謝料金額は、極めて低い金額でした。

裁判を行った場合には、むち打ち等の他覚所見の無い怪我と、骨折等他覚所見のある怪我とで、慰謝料算定の基準が異なります。端的に言って、骨折等の他覚所見のある怪我の方が、慰謝料金額が高くなります。

加えて、ギプス着用が必要であった場合には、入院していた場合に準じて、さらに慰謝料金額は高くなります。

Oさんのケースでは、怪我が圧迫骨折であり、かつ、ギプス固定期間もあったことから、弁護士介入による慰謝料増額の幅が特に大きくなったと言えます。

事故に遭われて骨折等のお怪我をされた方は、是非、当事務所にご相談ください。