当事務所の解決事例
2024.07.08
【No.255】完治した20代公務員の男性について、賠償金80万円の獲得に成功した事例
相談者:男性Oさん
職業:公務員
傷害の内容:頚椎捻挫
項目 | 獲得金額 |
---|---|
治療費 | 160,000円 |
雑費 | 10,000円 |
休業損害 | 150,000円 |
入通院慰謝料 | 640,000円 |
合計 | 960,000円 |
背景
20代公務員の男性Oさんは、普通乗用自動車を運転して公道を走行し、横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいたため自車を停車させました。そうしたところ、Oさんから見て後方から走行してきた普通乗用自動車に、後ろから追突される、という事故に遭いました。
Oさんは、事故翌日に受診した整形外科で、頚椎捻挫の診断を受けました。その後、接骨院に約4カ月弱に渡って通院し、完治しました。
弁護士の関わり
事故から2カ月余り経った時点でご依頼いただきました。
治療終了の連絡を受け、示談交渉を開始しました。
示談交渉開始から1カ月半ほどの期間を要しましたが、慰謝料について裁判所の基準の約96%の金額が計上された示談案で示談することができました。
所感
Oさんのケースでは、最初の1回以外、病院への通院はなく、通院は全て接骨院へのものでした。
医師の意見と柔道整復師の意見では、どうしても、医師の意見の方が、保険会社に対しても、裁判所に対しても、通りやすいです。
また、後遺症が残った場合、後遺障害診断書を記載できるのは、そもそも医師だけです。医師も、継続的に診ていない患者について、診断書を記載することはできません。
他方、柔道整復師の中には、事故による怪我の治療を得意とし、非常に効果的な施術をされる方も少なくありません。
こういったことから、当事務所においては、事故から日を置かずしてご相談いただいた方に対しては、接骨院への通院は問題ないけれども、必ず病院と併用いただきたい、ということをお伝えしています。
Oさんのケースでは、こういったお話もありながら、治療もそれほど長引きそうではなく後遺症も残りそうではなかったことから、接骨院のみに通院され、示談となりました。
事故に遭われてお怪我をされた方は、是非、早い段階で、当事務所にご相談ください。