当事務所の解決事例

2024.07.09

【No.258】14級9号認定の50代無職の女性について、賠償金267万円の獲得に成功した事例

相談者:女性Hさん
職業:無職
後遺障害の内容:14級9号

項目 獲得金額
治療費 520,000円
通院交通費 10,000円
休業損害 570,000円
入通院慰謝料 980,000円
その他 10,000円
後遺障害逸失利益 0円
後遺障害慰謝料 1,100,000円
合計 3,190,000円

 

背景

50代無職の女性Mさんは、普通乗用自動車を運転して公道を走行し、赤信号にさしかかったために自車を停車させていたところ、Hさんから見て左側の民家の駐車場から、バックで道路に進入してきた普通乗用自動車に衝突される、という事故に遭いました。

Hさんは、事故当日に受診した急患医療センターで、外傷性頚椎症、外傷性腰椎症の診断を受けました。その後、Hさんは、外科医院に7カ月間に渡って通院し、症状固定となりました。

弁護士の関わり

事故から約5カ月が経過した時点でご依頼いただきました。

ご依頼後、相手損保から治療費支払いを打ち切られました。主治医の意見も踏まえ、打ち切り後1カ月間は、治療費を立替えていただき、治療を継続いただきました。

治療終了後、後遺障害申請を行ったところ、腰痛や左下腿痺れの症状について、14級9号の認定を受けることができました

14級9号という後遺障害を前提に示談交渉を開始しました。示談交渉段階での相手損保の示談案は、自賠責保険から払われた75万円も含め、約232万円を支払う、というものでした。

Hさんとしてはこれを不服とし、交通事故紛争処理センターへの申立を行いました。

申立から4カ月ほどの期間を要し、示談案から約35万円増額されたあっせん案が示され、和解となりました。相手損保からの治療費打ち切り後の通院についても、治療費、慰謝料ともに支払いを得ることができました。

所感

Hさんは、事故当時無職で基本的にお一人暮らししたが、事故時点において、娘さんが出産後の里帰りで自宅におられた、ということで、主婦としての休業損害を請求しました。

当事務所では、賠償金の額を少しでも増額させるべく、様々な可能性を考慮し、ダメ元であっても最大限の賠償金額を請求していきます。

Hさんのケースでも、逸失利益こそ認められなかったものの、一定程度主婦としての休業損害の支払を得ることができました。

事故に遭われてお怪我をされた方は、早い段階で、当事務所にご相談ください。