当事務所の解決事例

2024.07.09

【No.259】完治した30代会社員の男性について、賠償金70万円の獲得に成功した事例

相談者:男性Kさん
職業:会社員
傷害の内容:外傷性頚部症候群

項目 獲得金額
治療費 200,000円
通院交通費 10,000円
入通院慰謝料 690,000円
合計 900,000円

 

背景

30代会社員の男性Kさんは、普通乗用自動車を運転して公道を走行し、赤信号にさしかかったために自車を停車させていました。そうしたところ、Kさんから見て対向方向の普通乗用自動車が、赤信号を無視して、交差点内に進入してきました。そのため、Kさんから見て右側から、青信号で交差点に進入してきた別の普通乗用自動車に衝突され、その勢いで、停車中のKさん車両にも衝突する、という事故に遭いました。

Kさんは、事故翌日に受診した整形外科クリニックで、外傷性頚部症候群の診断を受けました。その後、Kさんは、整形外科クリニックに約4カ月半に渡って通院し、完治しました。

弁護士の関わり

事故の約10日後という、直後と言える段階でご依頼いただきました。

ご依頼後、まずは、車の損害について、評価損の支払を求めて交渉を行いました。交通事故紛争処理センターへの申立まで行い、3万円程度ながら評価損の支払を得ることができました。

物損和解後、治療を終えられたという連絡を受け、お怪我に関する示談交渉を開始しました。

交渉開始から1カ月半ほどで、慰謝料について、裁判所の基準の約93%の金額を前提として、示談することができました。

所感

Kさんのケースでは、お怪我に関する賠償交渉に先立ち、車の評価損に関する交渉を行いました。

裁判例上、概ね、初年度登録から事故発生まで3年以内の車両であれば、修理費とは別に、事故により下がってしまった車両の転売価値を補填する、格落ち損・評価損を請求することができます。

特に、外車や高級車の場合には、この評価損が高く認められやすいと言えます。

Kさんのケースでは、物損示談前にご依頼いただいたことから、裁判所基準に近い慰謝料額の他に、評価損の支払も得ることができました。

事故に遭われてお怪我をされた方は、是非、物損に関して示談する前の早い段階で、当事務所にご相談ください。