当事務所の解決事例

2024.11.07

【No.275】1級1号認定の70代個人事業主の男性について、賠償金6384万円の獲得に成功した事例

相談者:男性Fさん
職業:個人事業主
後遺障害の内容:1級1号

項目 獲得金額
治療費 560,000円
入院雑費 410,000円
入院付添費 400,000円
通院交通費 10,000円
文書料 10,000円
傷害慰謝料 2,540,000円
休業損害 1,590,000円
将来付添費 1,680,000円
将来介護費 10,460,000円
後遺障害慰謝料 28,000,000円
後遺障害逸失利益 16,250,000円
近親者慰謝料 4,000,000円
合計 65,910,000円

 

背景

70代自営業の男性Fさんは、普通乗用自動車を運転して信号機のある交差点に至り、青信号で進入して右折しようとしたところ、右方から、赤信号を無視して走行してきた普通乗用自動車に衝突される、という事故に遭いました。

Fさんは、救急搬送された総合病院で、急性硬膜下血腫、外傷性クモ膜下出血等の診断を受けました。Fさんは、救急搬送された総合病院を含めて、約6カ月半、病院に入院し、治療を受け、症状固定となりました。

弁護士の関わり

事故の約2週間後という、直後と言える段階で、息子さんを通じてご依頼いただきました。

症状固定になったということで後遺障害の申請を行い、「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、常に介護を要するもの」として、1級1号の認定を受けることができました。

交渉を開始したところ、相手損保からは、相当程度高額な示談案が示されました。訴訟など、上の手続にもっていった場合に、減額される可能性も十分にある金額だったことから、示談交渉の枠内で解決を図ることとし、最終的に、最初の提案から200万円あまり増額した金額で、示談となりました。

所感

Fさんのケースでは、事故直後から、急性硬膜化血種、外傷性くも膜下出血等の診断を受け、意識障害も生じていたことから、高い等級の後遺障害が認定されることが見込まれていました。

高い等級の後遺障害が認定される場合、賠償金額も高額となります。そして、当然のことながら、賠償金の額が高額になればなるほど、わずかな考え方の差による金額の違いも大きくなってしまいます。

すなわち、高い等級の後遺障害が認定される場合には、弁護士の介入の有無によって、賠償金の額が数百万円、数千万円と異なることになります。

事故に遭われて、大きなお怪我をされた方は、事故後早い段階で、一度、当事務所にご相談ください。