当事務所の解決事例
2025.02.03
【No.291】完治した60代兼業主婦の女性について、賠償金140万円の獲得に成功した事例
相談者:女性Kさん
職業:兼業主婦
傷害の内容:外傷性頚部腰部症候群等
項目 | 獲得金額 |
---|---|
治療費 | 780,000円 |
通院付添費 | 20,000円 |
休業損害 | 540,000円 |
傷害慰謝料 | 840,000円 |
合計 | 2,180,000円 |
背景
60代兼業主婦の女性Kさんは、夫の運転する普通乗用自動車に同乗していました。Kさんの乗車した自動車が公道を走行し、信号機で交通整理のされた交差点に至り赤信号で停車していたところ、後ろから、普通乗用自動車に衝突される、という事故に遭いました。
Kさんは、事故当日に受診した整形外科医院で、腰部打撲等の診断を受けました。その後、整形外科と接骨院に約半年間に渡って通院し、完治しました。
弁護士の関わり
事故の約1カ月後にご依頼いただきました。
完治されたということで示談交渉を開始し、最終通院日から2カ月ほどで、慰謝料については裁判所基準の90%、主婦休損については訴訟で予想される金額を上回るような金額で、示談することができました。
所感
Kさんのケースは、交渉段階の示談提案の中で、相当額の休業損害を得ることができたため、早期に示談することができました。
主婦としての休業損害が支払われる期間は、明確に決まっているわけではありません。
サラリーマンがお仕事を休業された場合のように、会社から休業損害証明書が出るわけではないので、どれだけの期間分の休業損害の支払を得られるかは難しいところです。
必ずしも、治療していた全期間に渡って休業損害が得られるわけではありません。また、ムチ打ち等他覚所見の無い怪我の場合は、2~3カ月程度で仕事に復帰できると判断する最高裁判例もあるところです。これより、主婦休損については、むち打ちや打撲の場合は長くとも3カ月分とされるのが現状です。
Kさんのケースでは、3カ月をわずかに超える期間、家事に半分程度の支障が生じたことを前提とした主婦休損が示談提案段階で計上されていたため、早期の示談となりました。
事故に遭われて、お怪我をされた兼業主婦の方は、当事務所にご相談ください。