当事務所の解決事例

2025.03.18

【No.295】完治した60代自営業の男性について、賠償金64万円の獲得に成功した事例

相談者:男性Kさん
職業:自営業
傷害の内容:頚椎捻挫等

項目 獲得金額
治療費 140,000円
休業損害 50,000円
慰謝料 590,000円
合計 780,000円

 

背景

60代自営業の男性Kさんは、普通乗用自動車を、商業施設の駐車場に駐車させていました。この時、Kさんは、自車の車内にいました。そうしたところ、Kさんから見て右側から、後退進行してきた普通貨物自動車が、Kさんの車両に衝突する、という事故に遭いました。

Kさんは、事故翌日に受診した整形外科クリニックで、頚椎捻挫等の診断を受けました。Kさんは、病院に合計7回通院し、完治しました。

弁護士の関わり

事故の4日後、という、直後と言える段階でご依頼いただきました。

完治されたということで示談交渉を開始しましたが、示談段階における相手共済の回答は、既払い金を除き約17万円を支払うというものでした。

金額的に検討の余地が無かったことから、交通事故紛争処理センターへの申立を行いました。

申立から約2カ月ほどの期間を要して、既払い金を除き、64万円の支払いを受ける内容で和解できました。

所感

Kさんのケースでは、通院期間約4カ月弱のうち通院回数が7回と、通院期間がそれほど多くありませんでした。

この点、自賠責保険の基準では通院回数を基準に慰謝料を算出する一方、裁判所の基準では、基本的に通院回数ではなく、通院の期間を基準に慰謝料を算出します。

そうなるので、Kさんのケースのように、通院期間がそれなりに長期に渡っている中で、通院回数がそれほど多くない、という場合は、弁護士介入による慰謝料増額の幅は特に大きくなると言えます。

事故に遭われてお怪我をされ、複数回通院をされた方は、当事務所にご相談ください。